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第37回亀戸寄席「入船亭扇辰独演会」 [落語]

先週の土曜日6月24日、無事に開催することが出来ました。

当日、ご来場のお客様、お手伝い頂いた方々、熱演の入船亭扇辰師匠に感謝いたします。
当日は前座見習いの辰うめさんを伴い亀戸駅から徒歩で楽屋入り。暑くて悔やまれたとか。前座さんがいらっしゃると言うことで、前座の上りの出囃子を用意していたのですが、師匠はその気は無かった様子。
「え、演ンないですよ、カバン持ちだもの。だって着物持ってきてないし。え、持ってきた? 図々しいね、コイツは」
なんてやり取りがあって、無事に開口一番辰うめさん「寿限無」でお伺い。まだ二席しか覚えてないという割に口跡も良いし堂々とした高座でした。
扇辰師匠の登場。辰うめさんの一件がバラされて、客席から上手かったという掛け声が掛かると「オレの方が上手い。なんなら『寿限無』やりましょうか?」って。続いて今年前半のアメリカ訪問の話などで会場が温まり、十八番の「夢の酒」。焼き餅を焼くお嫁さんとご新造さん、若旦那と大旦那の対比が絶妙でした。
二席目は「死ぬなら今」。
生前の彦六で聞いて以来? 短くてバカバカしい噺、正に落語です。
中入りを挟んで三席目は「江戸の夢」。
多分、今までに1回しか聴いたことのない噺で、最初題名が判らなかったのです。お茶屋の旦那と老夫婦のやり取りを見つめるお客様の視線と息遣いを感じました。落語って大爆笑するだけじゃない、ホロリとしたり感心したり、人の心の動きを細やかに表現出来る素晴らしい芸能だということを改めて感じました。
次回は9月23日(土・秋分の日)「橘家文蔵独演会」を予定しております。扇辰師匠とは見た目がかなり異なる師匠ですが、粗暴に見えて細やかな表現をする大好きな師匠です。チケットのご予約開始は7月22日を予定しております。
お楽しみに!
根多帳.jpg
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